fc2ブログ
早いものでもう2月も終わりです。いろいろと忙しく久々の更新です。2月は何を隠そう私の誕生日のある月でもあります。何歳かって?聞かないでください。もう誕生日が来てもうれしくなるような歳ではないことは確かです。昭和38年生まれとだけ書いておきます。でも内心はおめでとうって言われるとうれしいです。誕生日は雪が多く、寒いというイメージが子供のころからありましたが、最近は雪も少なく暖かくなってきたと思います。地球温暖化は確実に進んでいるのでしょうか。何年かしたら2月はもう春ということになることもありえるのでしょうか?
スポンサーサイト



2009.02.28 Sat l 日記 l COM(1) l top ▲
2月13,14日に東京品川で日本人工関節学会が行われました。今回、発表はありませんでしたが、1日だけ参加してきました。東京は地球温暖化のせいなのかわかりませんが日中21℃もあり街中は半袖で歩く人もちらほらみかけます。私はいかにも北国から来ましたよというような格好でしたので、5分ほど歩くと汗だくになってしまいました。
学会では毎年テーマがありますが、今回は「基本手術手技の確立とその伝承」でした。日本での人工関節の技術は現在では世界でも最高のレベルに達していると思われます。整形外科で人工関節手術に興味をもつ若い先生方にきちんとした技術を教えてさらに発展してもらいたいという願いがこもっている感じがしました。しかしながら昔は医者の技術は教わるものではなくじっと先輩のやることを見て盗むものだというのが常識でした。特に外科系は手術の技術を教えてくれる人は皆無です。本にも書いてはいません。見ていいところを学び自分の物にしていく、修行が必要でした。それが今では学会で基礎的なことから講義するのですから時代も変わったものです。それでなければ研修医の先生も興味を示さないという現実もあるのでしょうか?世の中は変わっていくものです、ついていくためにも学会参加はかかせないものと思いました。
さてとんぼ返りで八戸に戻ってきたら今日は雪です。マイナスの気温ですから東京で春と思った気温との差、実に23℃!!真冬に逆戻りした感じです。まだインフルエンザも終っていないようです。体調管理はしっかりしたいものです。しかしながら今日は当直なので休めるかな?
2009.02.16 Mon l 日記 l COM(0) l top ▲
検査の結果、手術ができるとのことでした。がん治療において手術できるということはまだ望みがあるということです。もう手術は無理というとかなり病状が進行し、手がつけられない場合が多いと思われます。まずは一安心でした。しかしながら手術は時間のかかる難しい手術とのことで、専門の先生を呼び執刀していただくこととなりました。
 手術当日、またも私は隣の手術室で手術を行っておりました。私の手術は2時間程度で終了。どうやら父の手術は難航しているようでした。私は他の仕事もあるため一旦手術室から出ました。2度目の手術ということもあり癒着のため展開が困難であること、がんの周囲の組織を摘出しながら随時疑わしいところは顕微鏡での検査に出して確認という作業の連続ですから時間もかかります。仕事を済ませ、待合室に行ったのは午後6時でした。手術が開始となって約5時間経過しています。私も母と一緒に外で待っていましたが、かなり時間が長く感じられました。手術を執刀しているとき、5時間くらいはあっという間ですしなんら苦になりませんが、待つ側にとってその時間というのはとても長く、つらく感じるものであることを実感しました。待つことさらに2時間。やっと手術が終了したとの報告がありました。実に8時間にも及ぶ手術でした。がん組織は取りきれたとのことです。30分くらい後に父は手術室から出てきました。麻酔がまだ覚めきれていないようですが顔色も良く、何か冗談のようなことを話しています。ほっとするとともに2度も命を救ってくれた先生はじめスタッフに感謝の気持ちで一杯でした。
2009.02.10 Tue l 日記 l COM(0) l top ▲
入院後の診断は胆道がんでした。胆のうは肝臓のそばにあり胆汁を十二指腸に送り、脂肪の消化を助ける働きをする器官です。胆のうと十二指腸を結ぶ管を胆道といいますが、そこにがんが発生してしまったのです。がんのため胆汁が排出されなくなったために、体が黄色くなる黄疸がでていたのです。大腸がんがなおったと思ったら、別の場所にがん発生です。大腸がんからの転移はまったくないため、まったく別の場所からがんが発生したことになります。がんは遺伝子異常により発生するとも言われ、またがん家系があると良く耳にします。がんになりやすい体質なのでしょうか?しかし、今回、父は意外と冷静でした。場所は違ってもがんをなおした経験でしょうか。大腸がんのときにもう命はなくなったと覚悟できてしまっていたのか。もう一度無くした命なのだから、またなんとかなるさ。といような調子です。
 しかし私の知っている方で胆道癌の方がいますが、手術はできないと言われ、抗がん剤治療のみ受けています。私の浅い知識でも胆道癌はなおりにくいというイメージがあり、私冷静は装っているものの今度こそだめかと思い始めました。とにかく手術できるかどうか。手術できるということはまだ初期ということになります。さらに詳しい検査の結果を待つのみでした。
2009.02.06 Fri l 日記 l COM(0) l top ▲