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父の大腸がんの術後経過は良好でした。がんで手術した人とは思えないくらいに回復し数ヶ月に一度の定期健診に病院に訪れる時に会いましたが、顔色も良く、以前にもまして元気でした。がんは直る病気であるということを改めて実感しておりました。手術後から約3年経過し、がんで手術をしたことも忘れそうになっていました。ところが、ある日、検診で肝臓の機能が低下しているという連絡がきました。まさかとは思いましたが、念のため急いで来てもらい精密検査することにしました。顔をみた瞬間私は呆然としてしまいました。顔が黄色くなっています。私でもわかるくらいですからかなりの黄疸です。悪い予感がしました。採血の結果も思わしくなく、そのまま入院となってしまいました。
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2009.01.31 Sat l 日記 l COM(0) l top ▲
その後父はがんを手術した後と思えないくらい順調に回復していきました。また手術中に出した病理検査の結果もさほど問題はなく、抗がん剤の治療はなしとのことです。さらにほっといたしました。がんと聞いた瞬間にもうだめだ、と思ったのがうそ見たいでした。がんは治る病気なんだと実感です。また早めの発見であったことも良かったのでしょう。
すべて上手くいった。よかった。
そして無事退院を迎えることとなりました。数ヶ月ごとに来てもらって定期検査は必要ですがまず問題はないと思われました。
遠くまで来てもらって大変だったと思いましたし、私の専門外でまったく何もできませんでしたが、八戸まで来てもらってよかったです。

しかし、それだけでは済まないことがその後に起こってしまいました。
2009.01.25 Sun l 日記 l COM(4) l top ▲
私にとって手術は日常茶飯事のことです。手術を行うことによって患者さんを良くしてあげる。それは外科医として最大の喜びであり、また達成感もあり言葉では表せません。しかし、もし身内が、または自分が手術を受けるとしたら。。。。。。まったく考えたことはありませんでした。私は医療の仕事も長くうなりある程度は冷静に判断することができます。しかし母親、親類に医療関係者はいませんので、がんと聞いただけで大騒ぎでした。その様子を見ているうちにこれは大変なことなんだということをはっきりと自覚し、私自身もまったく冷静さを失っていました。そして手術の前日はまったく眠れなかったのを今でも覚えています。

手術当日、私は隣の手術室で手術を行っていました。手術に集中できないのではと外科の先生の配慮で私の手術が終わってから、父の手術が始まりました。手術を見るつもりはありませんでしたが、見学の許可をしていただいたので他科ではありますが勉強と思い見学させていただきました。お腹の真ん中にメスが入ります。外科の手術を見たのは14年前に麻酔科で研修させていただいた時依頼です。普段行っている整形外科の手術とはまったく別物です。私の場合手術では硬い骨が出てこないと落ち着きませんが、外科の手術ではやわらかい組織ばかりですから違和感を感じながらもじっと父の腹の中を見させてもらいました。もちろん私は何もできませんが、外科の先生方の手さばきは洗練されておりまったく無駄がなくスムーズに進みました。幸い癌の広がりは少なくあっという間に手術終了しました。癌は完全に取りきれました。最終的には取った組織を顕微鏡での検査にまわしますが、肉眼でみた限りでは大丈夫そうだと実際に取った大腸を見せていただき説明を受けました。よかったーっと安堵とともに感激し思わず涙があふれそうでした。医者っていい仕事なんだなーと思いながらガッツポーズをしている私でした。
2009.01.20 Tue l 日記 l COM(0) l top ▲
八戸は新年早々に断水となったり、大雪となったりで今年は散々のスタートなった方も多いと思います。最初に悪いことがあったら後は良くなる一方であれば良いのですが。

さて、その後の父の経過ですが、結局のところ診断は大腸がんでした。最近では食生活の欧米化に伴い大腸がんが日本でも急増しているとのことです。父は若い時からかなりアルコールを飲んでいましたので、その結果なのかもしれません。また父の妹さんは若い時にがんで亡くなっているということも聞いていました。がん家系なのかもしれません。実は私も結構アルコールはいける方なので、その遺伝子も次いでいますから………..診断がついてからはあまり飲めませんでした。
整形外科ではがんの治療にあたることはほとんど皆無です。もう外科の先生に頼るしかありませんでした。今は、はっきり「がん」ですよと躊躇なく本人にも伝えます。さすがに宣告された時は落ち込んでいたようですが、その後に直る病気だから一緒に頑張りましょうという外科の先生の言葉に感銘を受け、すぐ前向きになっていました。たいしたものです。私だったら落ち込んでしまいそうですが。私も前向きになりそして手術を受けることに同意しました。
2009.01.16 Fri l 日記 l COM(0) l top ▲
医者も長くやっていると患者さんの気持ちがわからなくなると言われることがあります。患者さんを治療する際は身内を直すつもりでやりなさい。と先輩に言われたことがありました。決して身内以外の患者さんをいいかげんに治療しているわけではありませんが、やはり医者も人の子ですから、感情がまったく出ないといえばうそになるかもしれません。
実は私の父が癌になりました。父の病気を通していろいろ考えることがありました。何回かに分けて書いてみたいと思います。
あれは3年前でした。他県で暮らしていますので電話で時々話す程度でしたが、最近胃腸の調子が悪い、近くの内科で検査を受けたのだがその結果を見て欲しいというのです。整形外科の私に腸の検査の結果を見ろと言われても、と思いながらも検査のレントゲンを送ってもらうことにしました。数日後に届いたのは腸の造影検査でした。それを見て私は愕然としました。学生の時に勉強した、国家試験にも良く出る大腸がんの画像そのものでした。20年ぶりくらいに見ましたが私でもわかるくらいなのでがんは確実と思われました。こうなると私は何もできません。外科の先生に相談しとりあえず受診してもらい今後の治療について決めることとなりました。
2009.01.09 Fri l 日記 l COM(1) l top ▲
今朝は消防車のサイレンで目が覚めました。すぐ近所で火事があったのです。窓から外を見ると煙が上がっています。実は火事に対しては幼少の頃経験したトラウマがあります。実家の隣にあった建物が火事になったり、親戚の隣の建物が火事になったり。幸い被害はなかったのですが。子供だったためか、目の前で燃えさかる炎は今より数倍大きく感じたと思いますが、すさまじいもので、まだ夢に出てくることもあります。昔よりは少なくなりましたがちょっとした不注意で起きるものです。気をつけたいものです。

2009.01.07 Wed l 日記 l COM(0) l top ▲
1月1日八戸地区および周囲の町が断水となりました。原因は浄水場につながる水道管からの漏水によるものです。今回の事故で多数の方が正月早々に不便な生活を強いられたことと思います。
私は市内にある救急診療所の外科系担当として月に2回ほど行っております。今回は2日の午後に出向きました。まさかとは思っていましたが、診療所も断水になっていました。特に正月はほとんどの病院が休んでいますので急患の方が殺到します。水がないとレントゲンが撮れないということはみなさんご存知でしたでしょうか?整形外科としては、まさに侍が刀を取られたようなものです。重症の方までは診ることがない一次救急までですが、やはり不安でした。幸いトラブルはなくすみましたが。。。。
災害はいつ起きるかわからないもので気をつけようもないのですが、常に危機感はもって対策をとっておくことが必要であると思いました。
2009.01.03 Sat l 日記 l COM(0) l top ▲
新年あけましておめでとうございます。
今年もがんばりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
ブログも開始して約1年となります。今年はもっと更新回数を増やし、ためになる情報を提供したいと思います。

ところで、新年早々八戸地区で老朽化した水道管の漏水により約9万世帯が断水となりました。水道から水がでるというのは普段はなんとも思いませんが、出なくなるとその重要性が良くわかります。水というのは本当に大切です。病院への影響はありませんでしたが、病院が断水になると思うとぞっとします。新年早々大変ですが、早い復旧を期待いたします。
2009.01.02 Fri l 日記 l COM(0) l top ▲