整形外科医　藤井一晃ブログ

勤務医会の討論のなかで業務上過失致死と言われるのは医師のみである、こんなにがんばっている医師がなぜ罪を問われるんだ？と発言された方がいました。そのとうりです。医療崩壊、医師不足など現在の状況を作ったのは誰でしょうか？医師ではありません。いわゆる官僚と言われる方または政治家です。しかしそのような状況を作ったにもかかわらず、責任は取らない。中には忙しいのを覚悟して医者になったんだろー。文句言うな、なんていう政治家もいるんですよ。まったく信じられません。官僚の方々、政治家と言われる方もっと自分のことより、国民の事を考えてくださいね。次のマスコミのターゲットは医療よりも官僚なのですから。

最近も相変わらす、医療事故がマスコミで報告されています。さわがれすぎと思うのは私だけでしょうか？現在のような状況を作ったのは、マスコミに責任があると思われます。マスコミはいかに自分の記事を読んでもらえるかにかかっているので。何か起こったら(明らかに事故とは思えないことも)あたかも医師が失敗したかのようにおもしろおかしく書き上げる。良くないことと思います。今回の勤務医会でも医療事故につては取り上げられていました。医師会でも医師だけが悪者として訴えられることについて問題視しており医師、法律学者、弁護士、検察etcが集まり話し合いをし、問題が起きた時に素人の警察ではなくて第3者機関を作り判定する方向とのことです。
この考えは、大野病院で医師が努力したにもかかわらず逮捕された。しかし結局無罪に終わったという事件に始まります。医師法第２１状によると死亡時の状況に不審のある死体は警察に届けなくてはならないとあります。そのため警察が入るのです。しかし警察は医療の事はわからない。困ったものです。医師は悪気をもって治療している人はいません。このことだけはみなさんにわかっていただきたいです。みんな自分のことは犠牲にして患者さんのためがんばっているのです。

連休初日の11月22日にデズニーランド　ホテルミラコスタにて全国医師会勤務医会連絡協議会が行なわれました。比較的大きな病院に勤務している医師の現状を報告し考える会です。初めて参加させていただきました。今回のメインテーマは「考えよう新しい日本の医療と勤務医の未来—今こそ求められる医師の団結—」でした。医療問題がマスコミで頻繁に取り上げられる現状を反映してか、朝10時から夕方5時半まで熱い討論がかわされました。興味ある内容でしたので、あっと言う間に学会が終わり、デズニーランド内に入ったのは夜8時くらいでした。私が興味を持ったのは医療事故に対する対策について、勤務医の立場と苦しみ、女医さんについての問題についてでした。何回かに分けて報告したいと思います。　
PS ホテルミラコスタ初めて泊まりましたが、いいホテルですね。学会とは関係なしにプライベートでまた行きたいです。

昨日麻生首相が医師は社会常識が欠落していると発言しました。みなさんはどう思われるでしょうか？私は笑ってしまいました。もちろん良識のある方がほとんどですが、実際のところ常識の欠けている方はけっこういます。そういう私自身もはたからみればけっこう社会常識は欠けているかもしれません。と受け流せるくらいならいいですが、私が心配なのは医師会を敵に回しちゃったんじゃないかなということです。批判が集中するでしょう。私は麻生首相好きなので応援いたします。でも漢字はもっと勉強しなくちゃね。

美容整形手術も今では一般的に知られています。信じられないと思いますが、以前は整形外科というと美容整形を思い浮かべる人もいました。10年くらい前だったと思います。整形外科をしていますと言うと、顔をなおしたりしているんですか？なんて聞かれたこともありました。さすがに最近ではありませんが。
ところで韓国では美容整形は美容院に行くような感覚で行われているというのをご存知でしょうか？有名女優はまずほとんどしているとも言われています。（最初聞いたときはショックでした）そんな中、最近では美容整形外科で手相を変える手術がはやっているとか！！
生命線をのばしたり、その他の線を付け加えるなどして恋愛運、結婚運などを変えるそうです。私自身整形外科医ですから手の怪我などの手術をすることがあります。線を付け加えることはできると思います。冗談で、手相を変えたければやってあげますよ。なんて言って笑いをとったことがありますが、本当に行われている所があるなんて。驚きです。まさか日本で流行ることはないと思いますが……でももし手相を変えるだけで運命を変えられたらなんて思うと、やりたいという人もでるのでしょうか？あなたはいかがですか？もちろん希望があればやることは可能です。ちなみに運勢が悪くなってしまっても保障はできないと思いますが………